将来の自動車

 自動車各社では、最先端技術の研究も盛んになっています。ホンダとトヨタのロボットの開発と人工知能研究も活発になっています。ホンダの「新型アシモ」、トヨタの「モビリティロボット」「バイオリン演奏ロボット」など、興味深いロボットの開発が進んでいます。これらの研究は将来の自動車に生かそうという研究なのでしょう。現在の自動車はエレクトロニクスのかたまりですが、近い将来自動車は人工知能のかたまりになるかも知れません。

トヨタ、脳研究から交通事故減少へ

 トヨタ自動車は、理化学研究所と提携し、人間の脳の働きや仕組みを解明する共同研究を始めた。自動車事故を起こした時の脳の働き方を調べて、交通事故を少なくする研究を進めるほか、脳の「賢さ」を解明することによって、トヨタが目指している自立型ロボットの開発にも生かしたい考えだ。
 理研の脳科学総合センター内に「理研BSI-トヨタ連携センター」を開設した。研究員は全体で30人で、うちトヨタグループから5人を派遣した。
センターは
(1)交通事故ゼロに向けた脳内メカニズム
(2)人と機械の共生に向けた脳型情報処理の仕組み
(3)脳と健康の関係
をそれぞれ解明するための3つの研究テーマを挙げている。
トヨタは20年先までを視野に入れた目標としている。

日産と産業医科大、飲酒運転防止で共同研究

 日産自動車は、飲酒運転事故の防止策を探るため、産業医科大(北九州市)と共同研究を行うと17日発表した。既に基礎データの計測を始めており、飲酒が体に与える影響を探る研究を来年3月末まで行う予定だ。2008年3月末までに同医大の産業保健学部に技術者2人を派遣し、飲酒した時に運転操作の乱れが生じる原因を研究する。飲酒量、飲酒後の経過時間などの条件を変えて、血中アルコール濃度や脳波、心拍数、眼球の動きなどを計測する。飲酒時に人がどういう状態になるかを研究する。
 共同研究では、飲酒によって体内に入ったアルコールが心理や行動にどう影響するかを分析。居眠りやふらつきなど、飲酒が引き起こすドライバーの運転ミスの発生過程を解明するのが狙い。これらの研究から、飲酒状態を素早く正確に検出する技術の開発につなげる。
 日産は、こうした研究成果を基に、運転操作の乱れを早期に検出する技術を高め、飲酒運転防止関連技術の開発につなげる方針だ。日産は2015年までに、同社の自動車が絡む死亡・重傷者数を1995年に比べ、半減させるとの目標を掲げている。

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